GREENS ACTION
by BUILDING
ビル仕様やスペックレベルで、環境配慮を実施することで、一般の賃貸オフィス物件では借主の意向では変更できない部分についても、環境負荷を軽減できる環境を整えています。
また本取組みを通して、建物およびビルオーナーとして環境グリーン認証を2024年9月に取得しました。(※DBJグリーンビルディング認証)
※DBJ Green Building認証は、日本政策投資銀行が創設した「環境・社会への配慮」がなされた不動産とその不動産を所有・運営する事業者を支援する取り組みとして2011年に創設された認証制度。
不動産のサステナビリティをESGに基づく5つの視点から評価し、不動産に携わる幅広い層のステークホルダーの対話ツールとして利用されている。
環境に配慮したリノベーション
スクラップ&ビルドの開発と比較し、開発にかかる無駄な廃棄やCO2排出を削減した「環境配慮型ビル再生」を実施。
ビルの個性を活かし、最大限既存を活用したリノベーションを行いつつ、空調や照明器具、衛生機器などの設備は最新の設備へ更新をすることで、既存ビルでありながら、従前と比べてエネルギー効率の改善や節電、節水へ繋がり環境負荷を低減します。
緑化を施した外壁の仕上げ材には、森林伐採を必要としない、木の表皮のみを使用したサスティナブル建材「炭化コルク」を採用。
素材の持つ断熱性や吸音性は、入居者へのウェルビーイングへつながります。
またオフィス区画の内装には、卵の殻を再生した塗料や使用済みコーヒーカスなどを再生した耐久性の高いリサイクルボードを採用することで、素材の環境配慮に加えて、入退去の際の過剰な追加内装工事や原状回復工事を削減します。
木の表皮のみを原材料としている「炭化コルク」
断熱効果も高くエネルギー効率のUPも期待できます
コーヒーかすや火力発電所から排出される石炭灰、紙にリサイクルできないような古紙、工事現場より回収された外壁廃材など使用したリサイクル内装ボード
卵の殻をアップサイクルした塗料「エッグペイント」
100%再生可能エネルギー使用
AMBREで使用する電力は100%再生可能エネルギーを使用し、テナント専有部も含めた当施設内で使用する全ての電力において、CO2を排出する化石燃料の使用をゼロにします。
再生可能エネルギーをうたう電力会社には大きく2種類に分類され、火力や原子力によって発電された電気に再エネ指定の非化石証書(※)を付すことで、実質的再生可能エネルギーとうたう場合もありますが、AMBREでの電力供給は非化石証書に寄らない、自然エネルギーによる100%再生可能エネルギーによって行われています。
※(2024年4月時点 「みんな電力」との電力需給契約による)生物多様性への貢献
千駄ヶ谷・原宿周辺には代々木公園や新宿御苑、明治神宮などの大型公園・緑地<コアエリア>があり、そこを往来する生物の移動中の休憩場所<バッファゾーン>としての役割を担えるようAMBREの屋上にミニビオトープを設置し、地域の生物多様性向上に貢献します。
また千駄ヶ谷・原宿エリアにおいては、当社8プロジェクトを運営管理(2024年3月現在)しており、
各プロジェクトにおいても、バッファゾーンの設置を推進し、エリアとしての生物多様性に貢献していきます。
GREENS ACTION
by TENANT
環境配慮を入居した企業の社員一人一人が身近に感じてもらえるよう入居テナントが利用できる取り組みを実施しています。
施設内でのアップサイクルと
循環の仕組み
施設内から排出される紙資源を共用部に設けた専用BOXで回収し、グリーンを植えるポットへアップサイクル。ポットはそのまま土に植えても自然に還る素材になっており直植えも可能。
屋上で生育したグリーンを添えてテナントや地域へと「緑のシェア」を展開します。
施設の中での循環を体感することで、出来る限りゴミを排出しない意識や積極的な再利用への意識を醸成します。
「緑、水、本」3つのシェア
-cycle garage-
建物内共用スペース(cycle garage)にて「緑」「水」「本」のシェアサービスを展開し、入居者自身の環境資源に対する循環意識とコミュニティを同時に醸成します。
―「緑」のシェアでは、入居者が自由に持ち帰りシェアできるグリーンポットを設置。
グリーンポットにはAMBRE内から排出される紙資源をアップサイクルしたポットおよび屋上で管理生育したグリーンを使用します。また生育したグリーンポットを活用したオフィス内グリーンの提案を行うことで、資源の循環機能の体験とテナントのオフィス環境構築に貢献します。
―「水」のシェアでは、ボトルレスな浄水機能付きウォーターサーバーを設置。
テナントの個々人がサーバーの利用およびマイボトルの利用促進することで、施設内でのプラスチックゴミの削減へ寄与と意識を高めます。
―「本」のシェアでは、セレクトされたSDG'sや環境に関連する本の設置、各テナントや個人が読み終わった本をシェアできるスペースを設置し、入居者同士での知識や感性シェア、交流を創出します。
近隣施設利用と入退去時の
CO²削減と経済的負担の軽減
本施設の入居者は近隣施設PORTAL POINT HARAJUKUの共有ラウンジとLOCUL(東急プラザ表参道「オモカド」5F)のシェアリテールスペースが利用できるオプション付き。
当施設をメインとして利用しながら、千駄ヶ谷・原宿エリア内の近隣施設を活用することで、オフィス、ショップ賃借時に余分なスペースのレンタルや開発をせず、エリア内での経済活動を促し、ビジネスの開発や移動におけるCO2排出量の削減と経済的負担を軽減できます。
4つのゾーンに分かれた開放的なラウンジと3つの会議室を利用できるオプションプランです。
原宿一帯を一望できるスカイテラスやフォンブースなども完備しており、AMBREに加えてフレキブルにはたらくための機能を補完できます。
店舗の出店方式を固定リースラインの賃貸借契約ではなく フレキシブルなサブスクメンバーシップ型で行えます。 シェア型リテールコミュニティという新しい運営スタイルで期間、場所をフレキシブル選択できます。